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理事長挨拶

第14代 日本疫学会 理事長  ご挨拶

井上真奈美先生 写真

第14代 日本疫学会 理事長 
国立がん研究センター がん対策研究所 

副所長 井上 真奈美

 
2026年長崎で開催されました学術総会で、玉腰暁子前理事長からバトンを受け継ぎ、日本疫学会の理事長を拝命しました。発足時に開催された第1回東京大会に参加した絶滅危惧種の一人として、発足から今まで育てていただいた私が日本疫学会にこのような形で貢献できますことを大変うれしく思っています。

1991年の日本疫学会発足から35年が経ちました。人が育ち上がってしまう年数です。
日本疫学会発足当時の日本の状況は、英文誌にはほとんど日本の研究の掲載はなく、必ずしも質が高いという認識が世界になかった日本からの投稿論文は、単なる先入観で門前払いー即リジェクトーを食らうことが多々あったと記憶しています。
しかし、現在に至るまでに、日本における疫学研究及び研究者の質が格段に向上し、論文の英文誌への掲載、そして日本の疫学者が世界を照準に研究を推進することが当たりまえになりました。
これは、日本疫学会が早い時期から、次世代研究者の育成、ダイバーシティ推進への取り組み、学会誌国際化、国際疫学会総会の日本開催など、様々な質の高い機会を会員に提供することにより、やる気のある研究者の挑戦の機会を増やしてきたことに他なりません。
この勢いを衰えさせず、更に前に進めるために求められている学会の役割とは、疫学の新たな潮流とニーズを早い段階で捉えて、仕組みを整備することにより、様々なキャリアレベルの研究者が第一線で経験・挑戦・活躍できる素地を整えることと考えています。
このような取り組みに、自身の日本疫学会での役割や経験とそこで培ってきた国内外研究者とのネットワークを役立てたいと思います。

さて、日本疫学会が将来構想検討委員会を立ち上げた2016年から10年、同委員会が「10年後のあるべき姿」を見据えた日本疫学会の将来構想検討委員会報告(活動方針)が2018年に公表されてから8年が経ちました。
今期は、この活動方針が実際に達成されたか、また達成できていない場合には、その理由や課題についてしっかりと評価を行い、同時に今から10年後のあるべき姿を新たに見据えて次の将来構想の検討を始める時期でもあります。

10年前の将来構想委員会のメンバーは、前理事長を務められた玉腰暁子委員長の下、これから学会を背負って立つ時期の中堅研究者が中心の編成でしたが、現在それらのメンバーは学会を支える立場になっています。
このような、答えのない将来構想を考えてまとめていく経験は、学会を育てるのみならず自身のビジョンを大きくしリーダーシップを育てるまたとない機会となります。
日本疫学会を愛するたくさんの中堅・若手にこの委員会に参画していただき、皆で疫学会のあるべき未来について考え、将来構想をまとめていきたいと思います。

最後に、今期は、関根道和先生、本庄かおり先生に副理事長、清原康介先生に事務局長をお願いして、学会の土台を支えてまいります。会員の皆様のご支援をよろしくお願いします。

令和8(2026)年2月

 

歴代理事長一覧

在任期間 氏名(敬称略)
14 2026年2月~2028年1月 井上 真奈美
ご挨拶
13
12
2024年2月~2026年1月
2022年1月~2024年1月
玉腰 暁子
ご挨拶
11
10
2020年2月~2022年1月
2018年1月~2020年2月
祖父江 友孝
ご挨拶
2015年12月~2018年1月 磯 博康
ご挨拶
2013年1月~2015年11月 磯 博康
ご挨拶
ご挨拶(ニュースレター)
2010年1月~2013年1月 秋葉 澄伯
ご挨拶(ニュースレター)
2007年1月~2010年1月 児玉 和紀
ご挨拶(ニュースレター)
2004年1月~2007年1月 吉村 健清
ご挨拶(ニュースレター)
2001年1月~2004年1月 能勢 隆之
1998年1月~2001年1月 田中 平三
1995年1月~1998年1月 柳川 洋
1992年1月~1995年1月 廣畑 富雄