掲示板
Journal of Epidemiology編集委員会より
Journal of Epidemiology編集委員長
自治医科大学公衆衛生学教室
中村 好一
はーい,皆さんこんにちは。この1月よりJournal of Epidemiologyの編集委員長を仰せつかっている中村です。私ごときに編集委員長が務まるのかどうか不安でしたが,すばらしい編集委員に恵まれたおかげで,何とか任務をこなしています。まずは,このすばらしい編集委員の先生方を紹介いたします(順不同,敬称略)。
橋本修二(藤田保健衛生大学医学部衛生学教室)
黒沢洋一(鳥取大学医学部医学科社会医学講座健康政策医学分野)
松田晋哉(産業医科大学医学部公衆衛生学教室)
三浦克之(金沢医科大学公衆衛生学教室)
中村美詠子(浜松医科大学衛生学教室)
斉藤重幸(札幌医科大学医学部内科学第2講座)
祖父江友孝(国立がんセンター研究所がん情報研究部)
玉腰暁子(名古屋大学大学院医学系研究科予防医学/医学推計・判断学)
辻 一郎(東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野)
山縣然太朗(山梨医科大学保健学U講座)
安村誠司(福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座)
さて,編集委員会の状況をお知らせいたします。実は,週末も含めて,あるいは編集委員長の海外出張中でも,ほとんど毎日編集委員会が開催されています。そうです,メーリングリストを用いて意見交換しています。
この1月から本格稼働し始め,メーリングリストの通し番号は半年で既に1000番を超えました。投稿原稿が届くと,原稿そのものをメーリングリストに流します。そして,担当編集委員と査読者を決定します。原稿を受領した翌々週日朝までにこの作業が終了します。決定した査読者に査読依頼を行いますが,期限は2週間,可能であれば電子メールで結果を返送していただくようにお願いしています。査読結果もメーリングリストに流し,担当編集委員と編集委員長で査読意見をもとに総合的な評価を行いますが,全ての情報はメーリングリスト上で共有されていますので,他の編集委員が意見を表明することもよくあります。最終的に編集委員会の方針を決定し著者に返送していますが,この原稿を書いている7月16日現在,原稿受付から著者への返送まで平均28日です。
原稿受付から第1回返送までの時間をできるだけ短くするように,と理事会から要請されています。そのために査読者にも2週間以内の査読,という厳しいお願いをしております。更に,期間内に査読を行っていただけるかどうかについて,即座に編集委員会までお知らせいただくようにお願いしております。
そこで,査読依頼が届いた際のお願いです。査読をお願いする場合には表に赤で「Journal of Epidemiology査読依頼」と書かれた封筒が速達郵便で届きます。これが届いたら即座に開封し,タイトルと抄録をお読みください。そして,同封されている葉書でその論文の査読を2週間以内に行っていただけるかどうかについて編集委員会にご連絡ください。もちろん,葉書ではなく,電子メール(
)でお知らせくださっても結構です。
特に,「専門外」,「多忙」,「当該論文と利害関係にある」,その他の理由により査読を行っていただけない場合には,次の査読者にお願いする必要がありますので,できるだけ早くその旨ご連絡いただければ助かります。そして,査読を行っていただける場合には,期限内に,可能な限り結果を電子メールでお送りくだされば助かります。
査読をお願いした会員には,ある意味では過酷なお願いをしていますが,編集委員もそれ以上に苦労して,結果返送までの期間短縮に努めております(これほど過酷な編集委員会は,他にはないのではないでしょうか。編集委員の中には「こんなはずではなかった,中村にだまされた」と思っている人もいるでしょう。恨まないでね)。査読者と編集委員会の努力により,受付から返送までの平均28日が達成できているのだと思います。会員皆様のさらなる投稿をお待ちしています。