相関係数

二種類の測定値(連続型変数または順序尺度)の直線的な関連の強さを表す指標。通常は記号rで表し、rは−1 〜+1の範囲の値をとる。rが1に近づくほど正相関の関係が強くなり、rが−1に近づくほど負相関の関係が強くなる。一般に、rの値は表2のように解釈されている。
図3のように、右上がりの関係を正相関、右下がりの関係を負相関という。
例えば、身長と体重の二種類の測定値や、地域別の塩分摂取量と平均血圧などの二種類の測定値などで相関係数を計算することが想定される。

図1

表1
│r│ 関連の程度
0.8 〜 1.0 強い
0.5 〜 0.8 中程度
0.2 〜 0.5 弱い
0 〜 0.2 無視できる程度

 

「横山徹爾:はじめて学ぶやさしい疫学(日本疫学会監修), 改訂第2版, p89-100, 2010, 南江堂」より許諾を得て抜粋し転載.

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