分析疫学
記述疫学などから得られた、関連があると疑われた要因(仮説要因)と疾病との統計学的関連を確かめ、要因の因果性を推定する方法である。仮説の検証を主な目的とする。記述疫学で明確にした4つのW(When, Where, Who, What)をもとに、Whyを追究する。
分析疫学の種類
症例対照研究:疾病の原因を過去にさかのぼって調べる方法
コホート研究:将来に向かって問題とする疾病の発生を観察する方法
横断研究:疾病と要因の保有状況を同時に調べる方法
生態学的研究:疾病と関連要因を地域または集団単位で検討する方法
「岡本和士:はじめて学ぶやさしい疫学(日本疫学会監修), 改訂第2版, p49-52, 2010, 南江堂」より許諾を得て抜粋し転載.