2017年度第1回一般社団法人日本疫学会理事会 議事録
日時 2017年(平成29年)1月25日(水)18:00-20:30
場所 ベルクラシック甲府 第2会場(コンチェルト)
〒400-0031 山梨県甲府市丸の内1丁目1−17
出席者 (順不同、敬称略)
理事:磯博康、井上真奈美、尾島俊之、小笹晃太郎、川上憲人、祖父江友孝、辻一郎、津金昌一郎、中村好一、三浦克之、安村誠司、若井建志、嶽崎俊郎、小橋元、曽根博仁、玉腰暁子、松尾恵太郎、中山健夫、安田誠史
監事:西信雄、横山徹爾
委任状出席者: 岡村智教
学術総会会長:山縣然太朗
禁煙推進学術ネットワーク連絡委員会委員長:片野田耕太
次期学術総会事務局長:大類真嗣
学会事務局: 今野弘規、西野雅子、滝田由紀
JE編集委員会事務局: 橋本勝美

理事会に先立ち、磯理事長より、委任状提出者を含めて理事・監事全員の出席により理事会が成立していることが確認された。


<協議事項>
1.2016年度第3回日本疫学会理事会議事録(案)について報告があり、承認された。
2.2016年度事業報告(案)について磯理事長より報告があり、承認された。
3.2016年度決算報告書(貸借対照表・正味財産増減計算書)について磯理事長より報告があった。正味財産合計は、32,511,725円であった。経常収益計は、37,110,859円で、前回理事会時の見込み額より、繰越金の日本学術振興会(データベース補助金)約60万円分増加している。経常費用計は、35,087,546円で、前回理事会時の見込み額より約85万円減少した。正味財産期末残高は、32,511,725円で、前述の正味財産合計と一致する。監査報告について西監事より報告があり、承認された。
4. 2017年度事業計画(案)について磯理事長より報告があり、承認された。
5. 2017年度予算(案)について磯理事長より報告があり、承認された。事業活動収入計は40,965,000円として計上した(前年度決算額37,110,859円)。前回理事会で挙がっていなかった選挙費295,000円については、その後理事メール審議で了承を得た。事業活動収支差額は、その選挙費分の△295,000円であった。
6. 代議員および役員の選任に関する細則の改訂について、選挙規定検討委員会の川上委員長より説明があり、本理事会後のメール審議で承認された。代議員の選挙権及び被選挙権の条件を当該年度会費の納入から前年度会費の納入に変更(第5条、第6条)した。なお、学生で入会初年度会費の免除を受けた者が選挙資格、被選挙資格が無いことは細則に文章追加しなくとも明確であることがメール審議で確認され、移行措置として平成29年の選挙に関しては、学生で入会初年度会費の免除を受けた者が選挙管理委員会が定める期日までに前年度までの会費を全納した場合は、選挙資格を有することとした。海外在住の会員は、所属する国内機関のある地域、国内の留守宅等のある地域、海外在住直前の所属ブロックの順で所属ブロックを割当て、いずれも該当しない場合には会員が最多のブロックを所属ブロックとするとした。
7. 各種規程等について、法人化定着委員会の嶽崎委員長より説明があった。役員報酬及び退職金規定は、第2条の「無報酬」を「報酬は定款通りとし」に変更し、承認。理事の辞任に関する内規は承認。職員就業規則は、第4条の「みだりに」を「正当な理由がなく」に変更し、承認。職員給与規定は、第8条の時間外勤務手当について、職員就業規則第12条と整合性がとれるように委員会で再検討し、理事会で審議する。業務委託契約書は、第3条の「交通費額」を「通勤手当」に変更し承認。契約社員雇用契約書は、「契約職員雇用契約書」に変更し、第4条の「交通費は全額支給とする」を「通勤手当は職員給与規定に準拠する」に、「翌月17日」は、「前項の報告をした月の17日」に変更し、承認。
8. その他の協議事項について、磯理事長より説明があり、事業報告および正味財産増減計算書・貸借対照表(小科目は除く)を会員専用サイトで情報開示することが承認された。また、学術総会の領収書は学会長名(印)で発行すること、2016年11月~2017年1月の理事会メール審議の結果について、報告があった。

<報告事項>
1. 学会事務局からの報告
今野事務局長より、学会事務局活動および庶務報告が行われた。
● JE編集室職員として、2016年12月から吉田香さんが採用され、事務局補助契約職員として、2016年11月から滝田由紀さんが採用された。橋本勝美さんが2017年3月末に退職する。
● 2017年1月1日現在、会員数は、名誉会員28名、代議員138名、普通会員1,871名の合計2,037名、2016年度までの会費納入完了率は90%、疫学会通信登録率は99%、2016年発行回数は57回。
● 磯理事長より、一般社団法人社会医学系専門医協会定款、一般社団法人日本臨床疫学会学術専門委員推薦(岡村智教先生、川村孝先生、曽根博仁先生)、日本医学会分科会医学用語委員会からの「奇形」を含む医学用語の置き換えの提案について報告があった。

2.各委員会等からの報告
1) 禁煙推進学術ネットワーク連絡委員会
片野田委員長より、包括的受動喫煙防止法・条例制定の要望書提出、社団法人申請(1月末予定)、たばこ関連企業(たばこ製造会社およびその出資会社)からの資金による研究に関する各学会へのアンケート配布、海外の学術誌の動向について報告があった。

2) Journal of Epidemiology編集委員会
松尾委員長より、投稿・査読状況について、平成28年8月にエルゼビアに移行したが、その後、2016年の実績(平成29年1月10日現在)で投稿数が半分近くまで激減したことが報告された。海外の編集委員として、Aesun Shin、Gallus S、TruongMinh Phamが推薦され、承認された。JEオンライン投稿査読システムの再度の変更について、エルゼビアとの5年契約を破棄し、改めて1年契約した後離脱し、J-STAGEに戻したい意向が示され、承認された。

3) 学術委員会
委任状出席の岡村委員長に代わり、磯理事長より、日本疫学会サマーセミナー2016、今回の学術総会における企画シンポジウム「臨床医と共に臨総研究を推進する疫学」の予定、日本疫学会サマーセミナー2017の担当学術委員(井上茂先生)について報告があった。

4) 広報委員会
中山委員長より、疫学会ニュースレター48号の発行、49号の発行予定、ウェブサイト「一般向けコーナー」における疫学用語、一般の方向け疫学紹介スライドショー・コンテスト優秀作品、市民公開講座一覧の提供について報告があった。

5) 法人化定着委員会
前述(協議事項 7.参照)。

6) 選挙規定検討委員会 前述(協議事項 6.参照)。活動目標、活動計画、活動状況報告

7) 疫学専門家養成検討委員会
尾島委員長より、疫学専門家はアンケートの結果から二百数十人を想定していること、マークシート式のペーパー試験を行う、更新は5年毎で試験は無し、という方向で検討しているとの報告があった。

8) 国際交流委員会
井上委員長より、IEAのRegional Councilについて、井上真奈美理事を推薦したこと、韓国、台湾疫学会との連携強化の一環で、第9回日韓疫学セミナーに参加したこと、WCE2017において韓国・台湾・日本の合同セミナーを行う予定であること、トラベルグラントに12名の応募があり、7名選考したことが報告された。

9) 国際疫学会準備委員会
中村委員長より、WCE2017について、現在600題以上の演題が集まったこと、資金集め以外は着実に進んでいることが報告された。

10) 医療情報・統計利用促進委員会
祖父江委員長より、喜多村祐里先生(大阪大学)、平松達雄先生(東京大学)、漆原尚巳先生(慶應義塾大学)を委員として追加する提案があり、承認された。2016年3月~2017年1月に11回の打合せ(うち10回はWebEx会議)を行い、2月にも1回行う予定であること、委員会報告書の構成案の検討を始めており、レセプト情報を用いた疫学研究の現状把握を目的とした会員アンケートを行う提案があり、承認された。

11) 倫理問題検討委員会
三浦委員長より、個人情報保護法改正に伴う要望書の提出および再提出、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」の見直しに関するパブコメ書き込みを奨励するメールの全会員への送付、日本循環器学会を中心とする個人情報保護委員会への要望書への賛同に関する理事会承認を行ったことの報告があった。

12) 倫理審査委員会(東日本・西日本)
東日本について小橋委員長より、西日本について小笹委員長より、倫理審査申請は無かったとの報告があった。

13) COI委員会
安村委員長より、日本医学会からCOI管理ガイドライン改訂案について意見聴取の依頼があり、COI委員からのコメントは特に無かったとの報告があった。

14) 学会連携推進委員会
曽根委員長より、本学会から他学会への出前出張について、書類を準備し提案する予定であるとの報告があった。

15) 将来構想検討委員会
玉腰委員長より、10組のWGを構成し、今回の学術総会で託児所を利用した会員へのアンケートを実施する予定であること、学会、事務局・編集部の組織機能の安定化・充実化を目的として、本学会の各種委員長を対象としたアンケート調査を開始したこと、政策決定へのコミットおよび政策評価のためのインフラ整備について医療情報・統計利用促進委員会と連携してアンケートを実施予定であること、JEの次のステップとして、過去の日本語でしかない報告や疫学論文を振り返って紹介する企画の提案、一般の人のリテラシー向上に関する提案についての報告があった。

16) 疫学研究支援委員会
安田委員長より、疫学研究支援は特に無かったとの報告があった。

3. 第27回日本疫学会学術総会準備状況について
山縣学会長より、一般演題登録数は313演題(口演希望151題)で、口演74演題が選考されたこと、海外研究機関からの一般演題は12演題だったこと、事前登録者数が464人であったこと、疫学セミナー参加希望者が定員を超える222人おり全員参加可としたこと、収入950万余円、支出が900万円の予定であること、口演演題から6演題を優秀演題賞(Award Excellence)とし、当日の審査により最優秀演題賞(Award Best Presentation)1演題を選考する方針であること、デンマークのMelbye先生の特別講演が中止となり、玉腰先生の倫理指針の講演を行うことになったことが報告された。

4. 第28回日本疫学会学術総会準備状況について
安村次期学会長より挨拶があり、大類次期学術総会事務局長より、テーマを「災害と疫学(仮題)」とし、2018年2月1日~3日の日程で、コラッセふくしまを会場に開催する予定であること、特別講演、シンポジウムの予定について説明があった。


以上
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