第25回日本疫学会 会務総会 議事録
日時 2015年1月22日(木)16:45 - 17:45 
場所 愛知県産業労働センター(ウインクあいち)大ホール
1.2014年度事業について今野事務局長から下記の報告があり、承認された。
1) 第24回日本疫学会学術総会、第21回JEA疫学セミナー
2014年1月23-25日(辻一郎 学会長)
学術総会 644名参加、疫学セミナー 221名参加
2) 日本疫学会功労賞受賞者(敬称略)
辻 一郎 (東北大学大学院医学系研究科 公衆衛生学分野)
3) 日本疫学会奨励賞受賞者(五十音順、敬称略)
池田 奈由(国立健康・栄養研究所)
藤野 善久(産業医科大学)
4) JE優秀査読者(五十音順、敬称略)
浅尾 啓子(テネシー大学)
山地 太樹(国立がん研究センター)
5) Paper of the Year(敬称略)
Chris Fook Sheng Ng(東京大学)
 続いて、日本疫学会功労賞の顕彰式、2014年度JE優秀査読者、2014年度Paper of the Yearの表彰式が行われた。
 
6) 疫学の未来を語る若手の会(若手の会の伊藤ゆり代表幹事から下記の報告があった。)
・現在の世話人体制
・第20回疫学の未来を語る若手の集い報告(2015年1月21日 参加人数152人)
・若手の会メーリングリスト 登録者数249名、2014年度配信数45通
・今後の課題・計画(国際疫学会若手の会との交流、合宿、地方会、異分野交流、Web&ML活性化)
7) 委員会活動
JE編集委員会 (会誌 JE Vol.24(1)~(6)の刊行)
学術委員会 (学術委員会シンポジウム、第4回サマーセミナー/51名参加)
広報委員会 (ニュースレター 第43号、第44号の刊行、国内大規模コホート研究の紹介)
法人化準備委員会 (2015年一般社団法人化にむけての準備)
選挙規定検討委員会 (法人化後の選挙規定の検討)
倫理問題検討委員会/COI委員会 (COI指針・細則の策定)
国際交流委員会 (第20回国際疫学会参加旅費補助)
国際疫学会準備委員会(第21回国際疫学会総会(2017年さいたま)のHP開設、広報活動)
疫学専門家養成検討委員会 (疫学専門家認定制度導入の検討)
統計利用促進委員会 (疫学データアーカイブ構築のための活動)
疫学研究支援委員会 (他学会における疫学研究支援制度のPR)
倫理審査委員会 (2014年度の審査申請は無かった)
奨励賞選考委員会/名誉会員推薦・功労賞受賞者推薦各種委員会の活動
8) 事務局活動
・会員への対応
・会員情報の管理
・会費等の徴収
・科研費の申請・実施補助
・会計処理
・理事会・委員会活動の補助
・ホームページの充実
・疫学会通信の発行
・関連団体への対応
2.2014年度収入支出決算について今野事務局長から下記の報告があり、承認された。
《収入の部》
2014年度収入合計は23,687,372円で、予算額を4,392,372円上回った。その主な理由として、会誌Journal of Epidemiologyへの投稿数増加による会誌発行事業収入の増加や科研費補助金330万円の助成が挙げられる。
《支出の部》
2014年度支出合計は、23,243,640円で、予算額を1,883,640円上回った。その主な理由として、国際情報発信強化のための科研費獲得に伴うJE掲載論文のPubMed Central(PMC)登載用データの作成・アップロードに113万円、ノベルティ・広告作成に約32万円を支出したことが挙げられる。 以上より、事業活動収支差額は、443,732円の黒字となり、来年度に繰り越される。
2014年度会計について、郡山監事より監査報告があり、2014年度収支決算は承認された。
3. 日本疫学会の一般社団法人化について、祖父江法人化準備委員会委員長より説明があり、承認された。
4.2015年度事業計画について今野事務局長より下記の説明があり、承認された。
1) 第25回日本疫学会学術総会、第22回JEA疫学セミナー、学術委員会シンポジウム、編集委員会企画、利益相反委員会企画、日韓疫学セミナーの開催等
2) Journal of Epidemiology Vol.25(1)-(10)の刊行
3)2015年第5回疫学サマーセミナー
4)日本循環器学会とのジョイントシンポジウムの開催
5)ニュースレター第45号、第46号の刊行
6) 一般向けスライドコンテスト
7) 疫学の未来を語る若手の会
8) 一般向けスライドコンテスト
9)事務局の活動(会費のコンビニ払いの導入を予定)
5.2015年度予算案について、今野事務局長より下記の説明があり、承認された。
  会費収入14,300,000円が見込まれ、事業収入、国際化基金からの組み入れ、2014年度科研費の残額等と合わせて、収入合計を22,285,561円として計上した。
  支出の部について、事業費として、会誌発行費4,190,000円、JE編集委員会費として11,580,000円、総会補助費1,500,000円、疫学の未来を語る若手の集いに100,000円を計上した。賛助会費では、日本医学会年会費160,000円、全国公衆衛生関連学協会連絡協議会に20,000円を計上した。委員会活動では、海外からの学術総会参加者に対するトラベル・グラントとして700,000円、疫学サマーセミナー補助費150,000円、ニュースレター作成費200,000円、奨励賞・功労賞50,000円、委員会開催費等150,000円を計上した。理事会、評議員会では、会議費70,000円、交通費400,000円を計上した。学会事務局では、人件費3,350,000円、業務委託費520,000円、会計監査費220,000円、その他事務費を計上し、支出合計24,861,000円が見込まれ、2,575,439円の赤字となる。その主な理由として、法人化に伴う会費1か月分の収入不足約1,300,000円に加え、選挙費支出約520,000円、事務局作業増加のための支出約350,000円、会誌への投稿数増加によるJE編集委員会関連の支出約400,000円の増加が挙げられる。なお、今年度も科研費を申請しており、申請額は4,650,000円である。

6.役員人事について、磯理事長より下記の説明があり、承認された。

    ①第27回日本疫学会学術総会、第24回疫学セミナー・オーガナイザー学会長(敬称略)山縣然太朗(山梨大学)
    ②名誉会員の推薦(2名) (五十音順、敬称略) 徳留信寛、簑輪眞澄
    ③評議員の推薦(8名) (五十音順、敬称略)
     有馬久富  (滋賀医科大学 アジア疫学研究センター)
     伊藤秀美 (愛知県がんセンター研究所) 
     伊藤ゆり  (大阪府立成人病センターがん予防情報センター疫学予防課)
     佐伯圭吾  (奈良県立医科大学地域健康医学教室)
     須賀万智  (東京慈恵会医科大学環境保健医学講座)
     中村幸志  (金沢医科大学医学部公衆衛生学講座)
     早川岳人  (福島県立医科大学衛生学・予防医学講座)
     松尾恵太郎 (九州大学大学院医学研究院・予防医学分野)
    ④役員の交代、新規役員(五十音順、敬称略) 2015年1月~
     秋葉澄伯理事から郡山千早理事に交代
     郡山千早監事から西信雄監事に交代
    ⑤JE編集委員(国内AE新規8名増員)(五十音順、敬称略)
     相田潤、片野田耕太、後藤あや、鈴木孝太、西山毅、原めぐみ、本庄かおり、康永秀生
    ⑥COI外部委員(新規)(敬称略)
     岩田 広治(愛知県がんセンター中央病院)
7.その他報告事項について、今野事務局長より下記の報告があった。
  1)定年(満63歳)に伴う退任予定の評議員(5名)(五十音順、敬称略)
  秋葉澄伯 (鹿児島大学医歯学総合研究科 疫学・予防医学)
  岸本拓治 (YMCA米子医療福祉専門学校)
  清原裕   (九州大学大学院医学研究院 環境医学分野)
  成瀬優知 (富山大学大学院 医学薬学研究部人間科学)
  森満   (札幌医科大学 医学部公衆衛生学講座)
  2)庶務報告
A) 会員数(2015年1月10日現在)
 名誉会員:29名、評議員:169名、普通会員:1,590名(合計:1,788名)
 前年同期より120名増加。2014年度入会学生会員は89名で、学生の入会初年度の会費無料化による効果と考えられる。
B) 年会費納入状況(2015年1月10日現在)
 2014年度会費納入義務のある会員: 1,670名
 2014年度までの会費納入完了者: 1,476名(88%)
 2年以上の滞納者: 83名
C) 疫学会通信(2015年1月10日現在)
 登録者数: 1,735名(97%) 2014年発行回数: 42回
8.第26回日本疫学会学術総会の黒沢洋一会長よりあいさつがあった。
9.磯博康理事長よりあいさつがあった。
以上
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