2011年度日本疫学会理事会メーリングリスト上協議事項 議事録
日時 2011年(平成23年)1月23日~10月31日
<協議事項>
1. Journal of EpidemiologyのSupplement policy案について原案通り承認された。(2011年3月2日)【資料】
2. 東北大震災発生後の日本疫学会としての対応について、メーリングリスト上で議論を重ねた上、下記のように対応した。
1)コクランコラボレーション提供の地震対策サイトを疫学会通信で配信(2011年3月12日)
2)福島原子力災害の影響を考慮し、放射線による健康影響および放射線防護に関する情報提供を学会HP上に掲載することとし、以下の通り公表した。
2011年3月16日:「地震・津波災害対策および放射線被ばくによる健康影響等に関する情報サイト集」を疫学会通信で会員へ配信
2011年3月25日:上記サイト集の更新版を学会HP上にて公開【資料 http://jeaweb.jp/news/pdf/20110325saigai.pdf】
2011年3月25日:「福島原子力災害での放射線被ばくによる健康影響について(理事会声明文)」の掲載【資料】
2011年4月13日:「福島での原子力災害による放射線の健康影響に関する解説(Q and A)」掲載【資料】
3)日本学術会議への「東日本大震災への学術としての対応について」の意見書を提出した(2011年4月1日)。
4)中村理事より被災者を対象とした疫学研究について、倫理指針に則した研究実施の依頼文を会員向けに配信する提案がなされ(2011年4月15日)、疫学会通信にて配信した(4月19日)。【資料】
5)理事会声明内容の英訳文をJournal of Epidemiologyに掲載することとし、Vol21No4に掲載された。【資料】
3. JE編集室を杏林舎に委託する案が理事長より提示され、承認された(2011年4月18日)。【資料2-3】 なお、主な委託内容は下記の通りである。
1)新規・再投稿受付、投稿ファイルのチェック、修正チェック
2)査読進捗管理(著者・査読者への督促を含む)
3)各種通知送付
4)英文校閲依頼
5)入稿準備
6)誓約書等書類管理
7)別刷り管理
8)掲載料・別刷り代請求
9)編集委員会HPおよびML管理
4. 第19回WCE-IEA参加者への日本疫学会からの旅費の補助について、国際交流委員会より12名の推薦候補者について説明がなされ(下記の条件で選考)、承認された。(2011年4月20日)
若手の会員を優先するという補助金の趣旨から、
(1)講師(あるいはこれと同等)以上の職にあるもの
(2)大学などの所属機関から旅費が支給される者
(3)本年度の日本疫学会年会費未納者
のいずれかに該当する12人を対象外として、残りの12人を交付予定者として
推薦実際の交付は各申請者へ8万3000円を交付することとした。本人の発表がない場合には返却してもらうこととした。
なお、学会当日、本人による発表が実際に行われていたことを国際交流委員会で確認した。

第19回国際疫学会参加費補助対象者(順不同、敬称略)
高嶋 直敬(滋賀医科大学)丸山 皆子(大阪大学)
落合 裕隆(昭和大学)土井 麻理子(筑波大学)
月野木 ルミ(滋賀医科大学)Chou Wan-Ting(東北大学)
坪井 聡(自治医科大学)遠又 靖丈(東北大学)
宇田 晃仁(筑波大学)北岡 かおり(京都府立大学)
鈴木 礼子(国立がん研究センター)尾崎 悦子(京都府立医科大学)
5. 第22回日本疫学会学術総会でのポスター賞について、山口大会長より提案があり承認された(2011年5月18日)。
6. 文部科学省より、文部科学大臣表彰科学技術賞の推薦依頼があったが、今回は当学会からの推薦候補者については該当者なしと回答することとした(2011年6月30日)。
7. 日本高血圧学会から「栄養成分表示における食塩相当量表示義 務化に関する要望」の共同提出の提案があり、日本疫学会として共同提出に賛同することが了承された(2011年6月26日)。
8. 選挙規定検討委員会委員長について、丸井理事の後任として山口理事が理事長より推薦され、承認された(2011年7月26日)。
9. 2011年度第2回日本疫学会理事会は2011年11月13日(日) 午後1時30分~4時30分(予定)東京女子医大で開催することとなった(2011年8月4日)。
10. 祖父江 統計利用促進委員会委員長より、厚労科研・政策科学総合研究計画にあげていた「新統計法にともなう統計データの有効活用の推進に関して、日本疫学会会員に対する資料送付とアンケート調査の実施」について調査計画の提案がなされ、調査の実施について承認された(2011年9月1日)。
11. 日本医学会から「動物愛護管理法の見直しに際して実験動物をその対象から除外することへの要望」を環境省に提出する案への賛同依頼があり、日本疫学会として賛同すること、また環境省のみならず関係省庁(文部科学省、厚生労働省)への提出についても提案することが承認された(2011年9月4日)。
12. 日本疫学会学術総会における海外の研究機関に所属する外国人の一般演題の発表について: 理事長より理事会申し合わせの提案があり、協議の結果、下記の内容で承認された(2011年9月12日)。 「学術総会の会長は、外国に居住する外国人に関しては、日本疫学会会員でなくとも、一般演題申し込みをして第一著者として発表することを認めることができる。但し、学術会長が認める外国人のための特別枠の一般演題という形で受け付けることとする。」
13. 第22回日本疫学会学術総会本部企画について山縣学術委員長より下記の提案があり、承認された(2011年10月4日)。
演者 有本建男 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター長
演題 第4期科学技術基本計画とイノベーション政策への転換
座長 秋葉理事長
14. 日本疫学会会則・規則集の改訂案について、下記の2点について協議した結果、承認された(2011年10月14日)。
1)細則を定める根拠となる会則の引用が、広報委員会細則および奨励賞の細則に記載されていなかったので、追加する。
2)「疫学研究を実施するにあたっての倫理指針」は、今回発行の規則集には掲載しない。
15. 奨励賞推薦について、以下の通り田中恵太郎選考委員長より報告され、承認された(五十音順、敬称略)。今回は5名の推薦の中から上位2名を選出した。(2011年10月15日)。
郡山 千早(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科・准教授)
南里 明子(国立国際医療研究センター・室長)
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